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2008/03/04

雪道の走り方(6)


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「減速の際はシフトダウンを有効に使う事!」

レース等では当たり前ですが、雪道でのシフトダウンによる減速は雪国の人間は普通にやっています。

 マニュアル車の場合ブレーキロックするとエンストしてしまいます。(厳密にはロックした後、エンストするまでほんの少しだけ間がありますが。)そうなると制御不能になりますからそうならないためにもギヤで減速する方が安全です。
但し、ここでエンストした直後にブレーキペダルから足を離せば、押しがけと同じ状態になるので再度エンジンが掛かりエンストを回避できます。

あとシフトダウンの際にはMT乗りは常識かもしれませんが回転数合わせてください。シフトロックかかるとそのままスピンしますので。

 オートマチック車の場合多くは「Dレンジ」にしているとアクセルを離した場合、航続距離を伸ばすため一番高いギヤが選択されます。その場合、舗装路であれば普通はブレーキを踏むかと思いますがノーマルの車は初期制動力が高い為、ブレーキロックが起こりやすい性質になっています。当然雪道の場合は摩擦係数が少ないですから舗装路に比べて圧倒的にブレーキロックが起こりやすくなっています。となると後はソリやスキーと同じで滑っていきます。こうなると普通の人は操作不能ですよね?

 最近は殆んどの車にABSが標準装備されていますが、車種によりですが雪道では不向きです。何故かというと多くのABSはタイヤが一輪でもロックすると4輪すべてにABSが作動します。しかし、一部舗装路の出ている箇所があったり、硬い雪の溜まっている場合はブレーキロックしてしまった方が制動距離が短くなる場合があります。ケース・バイ・ケースなのでどちらが良いというのは好みもあると思うので断言できませんが、最近では4輪が独立制御されるABSがあるのでそれが一番良いと思います。(今のところ高い車にしか設定がないと思います。)自分でコントロールすることが確実という方は敢えてABSのヒューズを抜くことをお勧めします。

「ポンピング・ブレーキを有効に使う!」

 免許を取得する年代や地域でポンピング・ブレーキに関しては使うか否かが違うようですが、雪道でのポンピング・ブレーキは前方の危険を後続車に伝える意味と姿勢の制御のために使います。

 教習所で習うポンピング・ブレーキは最初は軽い踏力でブレーキを長めに踏み、だんだん踏力を強くしていくというものだったと記憶していますが、雪道で行う場合は最初の踏み込みは中くらいか中の上くらいの踏力で踏み込んで路面のグリップを確かめた上で、その後断続的にブレーキロックする手前あるいはABSの作動する手前の踏力での踏み込みを繰り返すやり方です。この時はある程度制動距離に余裕があるならばある程度失速させた段階でスムーズに停止させます。
 何故こういった方法なのかというとまずは路面のグリップを確かめて確実に車速を落とすことです。更には車体の姿勢を整えるためです。
 ブレーキを踏むと車体は前のめりになりますが、この時車体の後方の加重は前方に移動している為あまり加重は掛からない状態になっています。ということはブレーキの制御の多くは前輪で行っているということになり、後輪はあまり仕事をしていないということになります。
 その際に上記のようなポンピング・ブレーキを行うことにより、車体を前のめりの状態から一度水平に戻し、後輪にも仕事させてあげることで安定した姿勢で減速することが出来ます。

雪道では思いもよらないところで路面のグリップが唐突に変わってしまうので"探り"の意味での"左足ブレーキ"も有効ですが行う際は後ろの交通に気をつけることと、急な操作でスピンしないように気をつけましょう!(直進でも後輪駆動車はスピンする可能性があります)

そろそろスノーシーズンも終盤ですが、まだまだ予断は許しません。まずは焦らず安全運転を心がけましょう。

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